株式会社丸の内キャピタルによるトライス株式会社の愛三工業株式会社への株式譲渡

BDA Partnersは、クライアントである株式会社丸の内キャピタルが、トライス株式会社を、トヨタ系の日本を代表する自動車部品メーカーである愛三工業株式会社へ譲渡することに合意したことをお知らせします。

本件において、BDAは丸の内キャピタルのフィナンシャルアドバイザーを務めました。

トライスは三重県松阪市に本社を置く、車載用モータに使用される電刷子等のカーボン部品の世界No.1メーカーです。同社の材料開発、生産技術、品質管理に基づく製品は、メガサプライヤーをはじめ世界のあらゆる車載用モータメーカ―に採用され、世界トップシェアを有しております。

今後、愛三工業はトライスをグループの一員に迎えることで、トライスが有する世界トップの技術を活用して、パワートレイン事業の商品力強化、CN製品のラインナップ拡充を図るとともに、両者のコア技術を融合することで、電動化製品事業においてより競争力の高い世界No.1の素材開発と応用技術開発を推進する計画です。

BDAパートナーズのマネージングディレクター横原聡明は次の通り述べております。

「丸の内キャピタル様が、トライス様の持つ卓越した技術力や企業文化を尊重しながら、その潜在力を最大限に引き出し、次なる成長ステージへと導かれたことを心より敬意を表します。今回の取引により、トライス様は日本を代表する自動車部品メーカーである愛三工業様の一員となることとなり、日本の製造業の競争力強化に繋がる意義深い取引となりました。BDAは今後もM&Aの実行支援を通じて日本の産業界の発展へ貢献してまいります。」